車検12ヶ月点検

こんにちは。カオルです。

車検に向けて、定期点検を行いました。

私のロードマスターは1ナンバー貨物のため、1年車検です。

12ヶ月点検整備記録簿に従って、点検してみました。
以下の内容は自分で判断したものなので、これが正しい方法というわけではありませんが、毎回これで車検は通っています。

(エンジンルーム内点検)
1.パワー・ステアリング・ベルトの緩み、損傷
フードを開けて、サーペンタインベルトの張りを手で押して確かめます。
ゆるみ、ベルトにヒビがなければOK2.パワー・ステアリングのオイルの漏れ
パワステポンプ周辺、ホース周りにオイル漏れなどなければOK。
少しにじんだ跡がありましたが、オイルも減っていないし許容範囲かな・・3.パワー・ステアリングの取付けの緩み
触ってみて、グラグラした部品がないか
運転していて特に異常を感じていなければ、OK
4.ブレーキ液の量
マスタシリンダのリザーバー液面を確認します。
規定量入っていればOK5.クラッチ液の量
ATなので、なし6.点火プラグの状態
ロードマスターのプラグは外しにくく、プラグレンチもないので、外しませんでした。
エンジンの回転に特に異常がなければ、OKかと・・
簡単にに外せないのを見越してなのか、純正で白金プラグを採用しています。7.点火時期
エンジンの回転に特に異常がなければ、OK

8.ディストリビュータのキャップの状態
エンジンの回転に特に異常がなければ、OK

9.バッテリのターミナル部の緩み、腐食
バッテリターミナルボルトを緩みを触って確認します
白く粉をふいている場合は、ワイヤブラシなどで清掃します。

10.電気配線の接続部の緩み、損傷
ざっとエンジンルーム内をみて、外れているコネクタなどがなければOK

11.低速、加速の状態
運転していて特に異常を感じていなければ、OK

12.排気の状態
白煙、黒煙が出ていなければOK
寒い日に出る白い排気は白煙じゃなく、水蒸気なので大丈夫です。
水蒸気はすぐに消えますが、白煙はもうもうと広がってなかなか消えません

13.エア・クリーナ・エレメントの汚れ、詰まり、損傷
エアクリーナボックスを外してエレメントの汚れを点検します
4年くらい換えてなかったのと、パッキンが割れていたので、交換しました
(ACデルコ A1096C ¥1480 ワールドパフォーマンスサービス)14.エア・クリーナの油の汚れ、量
これは、大型特殊車両でなければ、関係ありませんので、なし15.ブレーキ・マスタ・シリンダの機能、磨耗、損傷
マスタシリンダ周辺に漏れがないか確認します。
ブレーキが通常通り効いていればOK

16.燃料漏れ
フューエルライン周辺を見て、漏れがないか確認します。
ガソリンのにおいがなければOK

17.ファン・ベルトの緩み、損傷
メカニカルファン付きの場合のみ。(VO8 ヘビーデューティークーリング)
ファンベルトを手で押して緩んでいないか、ヒビがないか確認します。
ゆるみ、ベルトにヒビがなければOK

18.冷却水の漏れ
下回り、エンジンルーム内の冷却水の配管を見て、漏れがないか確認します。
漏れがなければOK

19.メターリング・バルブの状態
PCVバルブを外してみて、振ってみて、カタカタ音がすればOK
固着していると音がしません。
PCVバルブはヘッドカバー左サイドにささっていて手ですぐに取れます。
固着するとエンジンの内圧が上がり、ガスケット・パッキンからのオイル漏れにつながりますので
定期的に換えてもいいかも。
そんなに高い部品でもないので・・・20.ブローバイ・ガス還元装置の配管の損傷
PCVバルブ周辺を見てみて、配管のはずれなどなければOK
(予備検査の排気ガス測定で異常がなければ、正常とします)21.燃料蒸発ガス排出抑止装置の配管等の損傷

22.チャコール・キャニスタの詰まり、損傷
チャコールキャニスタ周辺の配管を見て、はずれてなければOK
(予備検査の排気ガス測定で異常がなければ、正常とします)23.燃料蒸発ガス排出抑止装置のチェック・バルブの機能
20と同じ24.触媒等の排出ガス減少装置の取付けの緩み、損傷
下回りから、触媒を手で強くゆすってみて、ゆるみなどなければOK

25.二次空気供給装置の機能
予備検査の排気ガス測定で異常がなければ、正常とします

26.排気ガス再循環装置の機能
EGRバルブ周辺を見て、配管にはずれなどなければOK
予備検査の排気ガス測定で異常がなければ、正常とします27.減速時排気ガス減少装置の機能
ロードマスターはインジェクションなので、減速時フューエルカットする機能がついていますが、
見て分かるものでもないので、運転していて特に異常を感じていなければ、OK28.一酸化炭素等発散防止装置の配管の損傷、取付状態
触媒の機能なので、24と同じ

29.ブレーキ倍力装置のエア・クリーナーの詰まり
付いてないので、なし

(足廻り点検)
45.ホイール・アライメント
普通に運転できていればOK
サイド・スリップは規定値内に入っていなければなりませんので、
予備検査でNGだった場合は、調整が必要です46.ブレーキ・ホイール・シリンダの機能、磨耗、損傷
ドラムを外してみて、ホイルシリンダのブーツをめくってみて液漏れがないか確認します。
あとはブレーキが正常に効いていればOK47.ブレーキ・ディスク・キャリパの機能、磨耗、損傷
ブレーキが正常に効いていればOK

48.ブレーキ・バルブ、クイック・レリーズ・バルブ、リレー・バルブの機能
49.ブレーキ倍力装置の油密、気密、チェック・バルブ、リレー・バルブの機能
50.エア・タンクの凝水
51.エア・コンプレッサの機能
52.プレッシャ・レギュレータ、アンローダ・バルブの機能
エアブレーキ関連の部品で、大型トラックにしか付いてないので、なし

52.ブレーキドラムとライニングのすき間
ブレーキが正常に効いていればOK

53.ブレーキ・シューの摺動部分、ライニングの磨耗
目視で確認します。シューが減っていたら交換します

54.ブレーキ・ディスクとパッドのすき間
ブレーキが正常に効いていればOK54.ブレーキ・パッドの磨耗
55.ブレーキ・ディスクの磨耗、損傷
目視で確認します。
パッドまだ5mm以上ありました

56.センタ・ブレーキ・ドラムの取付けの緩み
57.センタ・ブレーキ・ドラムとライニングのすき間
58.センタ・ブレーキ・ドラムとライニングの磨耗
59.センタ・ブレーキ・ドラムの磨耗、損傷
付いてないので、なし

60.二重安全ブレーキ機構の機能
ブレーキが正常に効いていればOK

61.タイヤの空気圧
近所のガソリンスタンドで調整しました。
ちょっと高めに、前250Kpa 後270Kpa。62.タイヤの亀裂、損傷
63.タイヤの溝の深さ、異常磨耗
目視で確認します。
スリップサインも出ていません

64.スペア・タイヤの状態
あればOK

65.ホイール・ナット、ホイール・ボルトの緩み
ホイールを取り付けるときにトルクレンチで締め付けました
135Nm

66.フロント・ホイール・ベアリングのがた
ホイールをつけた状態で、タイヤ上下を手でもち前後に揺らして見ます。
ガタがある場合、ベアリングの締め付けナットのプレロードを確認します67.リヤ・ホイール・ベアリングのがた
ホイールをつけた状態で、タイヤを揺らして見ます。
ガタがなければOK

68.リーフ・スプリングの損傷
69.リーフ・スプリング、スプリング・ブラケットの取付部の緩み、損傷
70.リーフ・スプリング、トルク・ロッドの連結部のがた
付いてないので、なし

71.コイル・スプリングの損傷
72.コイル・サスペンションの取付部、連結部の緩み、がた、損傷
73.コイル・サスペンション各部の損傷
74.ショック・アブソーバの損傷、オイルの漏れ
下にもぐって、目視で確認します。
特に異常がなければOK

(下廻り点検)
75.ステアリング・ギア・ボックスの取付けの緩み
76.ステアリング・ギア・ボックスのオイルの漏れ
下にもぐってギアボックス周辺を目視で確認します。
異常がなければOK77.ステアリングのロッド、アーム類の緩み、がた、損傷
リンケージをつかんで揺らしてみて、ガタなどがないか確認します。
異常がなければOK

78.ロッド、アーム類のボール・ジョイントのダスト・ブーツの亀裂、損傷
ボールジョイント周辺を目視で確認します。
目立った破れなどがなければOK

79.ステアリング・ナックルの連結部のがた
リンケージをつかんで揺らしてみて、ガタなどがないか確認します。
異常がなければOK

80.ブレーキ・ホース、パイプの漏れ、損傷、取付状態
キャリパーからのブレーキホース~マスターシリンダまで見て漏れがないか目視で確認します

81.トランスミッション、トランスファのオイルの漏れ
82.トランスミッション、トランスファのオイルの量
ATはアイドリングしながらゲージで確認。
ATオイルパン付近に漏れがないか確認。にじみなどあったら雑巾でふき取っておきます。

83.プロペラ・シャフト、ドライブ・シャフトの連結部の緩み
ぺラシャをつかんで揺らしてみて、異常なガタがないか確認します84.ドライブ・シャフトのユニバーサル・ジョイント部のダスト・ブーツの亀裂、損傷
FRなので、なし

85.プロペラ・シャフト、ドライブ・シャフトのスプライン部のがた
86.プロペラ・シャフト、ドライブ・シャフトのユニバーサル・ジョイント部のがた
83と同じ

87.プロペラ・シャフト、ドライブ・シャフトのセンタ・ベアリングのがた
センタベアリングは付いてないので、なし

88.デファレンシャルのオイル漏れ
89.デファレンシャルのオイルの量デフオイルは注入口を外してオイルの色を確認しました。
まだ、きれいなので、もう少しいけるかな・・

90.エキゾースト・パイプ、マフラの取付けの緩み、損傷、腐食
91.遮熱板の取付けの緩み、損傷、腐食
92.マフラの機能
目視で確認、パイプを揺らしてみたり、ゴムの劣化、穴が開いていないかを確認します。
異常がなければOK

3.エンジン・オイルの漏れ
オイルパン付近に漏れがないか確認。にじみなどあったら雑巾でふき取っておきます。
私のは少しオイル漏れが始まっているので、一応パーツクリーナーで車検当日も清掃しました。94.シャシ各部の給油脂状態
パーキングブレーキのワイヤとボディの接触面に、シャシグリスを塗っておきます。
あとは各リンケージへのグリス給油がされていればOK

(外廻り点検)
95.フレーム・ボディーの緩み、損傷
大きな事故などなければよほどOK

たくさんあるように見えますが、実際の作業は、手間のかかるところを省略しているので、2時間以内で終わりました。

点検した項目はチェックマーク、付いていない項目は斜線を入れて、記入します。
この他に、ヘッドライト、スモール、ナンバー灯、テールランプ、ブレーキランプ、バックランプ、ウインカー、ハザード、ウォッシャー等のバルブ切れがないか点検します。

ついでに、車検時に、検査員に見られる原動機型式。
車検証にも記入されていますが、ロードマスターの原動機型式表示は、エンジンのアースボルトの裏あたりにあります。

エンジンブロックに「YSU」とテーキンが入っているのがわかります。
分かりにくいところにありますね。ユーザー車検をする場合は、パーツクリーナーで洗浄し見えるようにして、当日検査員の方に教えてあげてください。

以上、ユーザー車検前の点検でした。
これだけで、車屋さんに出すと35000円~50000円はかかります。
DIYで節約しましょう。

費用:点検自体は0円(修理が必要なところはそれに応じて費用がかかる)
作業時間:2時間