ウッドシールの貼り換え(2)

こんにちは。カオルです。

 

前回に引き続き、ウッドシール貼り換え作業を進めていきます。

1日目:左フェンダー

アッパーモールを外す

まずはウッドモールを外していきます。

ウッドモールはダボ(穴にはめる)と、クリップで留まっており、内装剥がしを使いながら外していきます。

ダボは内装剥がしで引っ張るとして、クリップはちょっと特殊な形をしています。

このように、車体側にくぎのような突起がついていて、白い樹脂製のクリップがモールの内側にはまるような構造になっています。

外し方は、内貼りはがしで外側にテンションをかけつつ、クリップの位置を探し、プラスチックハンマーでモールの、ちょうどクリップの真下付近を叩くと外れます。

ビュイック ロードマスターのウッドモールの外し方

 

で、ダボの方は劣化が激しく、一部折ってしまいました。(やはり‥)

ロアモールを外す

ロアモールの構造も基本は同じです。

モールはクリップとねじで留まっているので

ねじを外した後、内張りはがしでクリップの場所にテンションをかけつつ、プラスチックハンマーで下から叩きます。

クリップがアッパーモールより大きいのですが、下から叩くことで、モールのフック部分がクリップの上側のツメから外れてとれるしくみ。

こちらの動画が参考になります。

Parting out the 93 Lesabre part 2 Removing the outer door trim

ウインカーを外す

ウッドシールを貼るには、一度ウインカーを外さなくてはなりません。

精密ドライバーでオレンジ色のカバーを外し、ソケット部分のねじを外します。

このままでは貼れないので、配線を一度ニッパーで切ります。

車体側の配線は、穴に落とすと取れなくなってしまうので、紐を括り付けてから、マスキングテープでフェンダーの穴の裏に一時的に貼り付けます。

最初誤って配線を穴に落としてしまいました。

落ちてしまった場合はヘッドライトの横のコーナーランプを外し、一度ウインカーの配線を引っぱりだしてから、ハンガーの針金を伸ばしたものをウインカー穴から入れて、針金とウインカー配線をひもで結んでからフェンダー内に引き込めばよいです。

ただしめんどくさいので、できるだけ落とさないように気を付けましょう。

表面をならす

モールとウインカーが外れたら、劣化したウッドシールの凹凸をならすために

180番のサンドペーパーをかけていきます。

シールが傷ついて下地が出ている部分は、へこんでいるため薄付けパテで埋め、サンドペーパーでならします。

キズや剥がれがあり、デコボコなので、サンドペーパーとパテで修正します

プライマーを塗る

ウッドシールの周りをマスキングし、はみ出し防止をしてから、プライマーを塗ります。

適当なペットボトルを切って、コップ代わりにしました。

 プライマーを塗るときに注意することは、素早く塗り伸ばして、乾いてきたところには上塗りしないことです。

乾いてきたところに上塗りするとダマになって、デコボコになってしまいます。

やり直すときはパーツクリーナーで取れますが、塗り直しが面倒でした。

(最初は試行錯誤ですので、いろいろ失敗しながら徐々に慣れてくしかありません。)

ナイフレステープを貼る

ナイフレステープを、シールの淵に沿って貼っていきます。

ここでは、最後に糸を切っていく部分からさかのぼって貼っていきます。

フェンダー根元→ホイールアーチ→フェンダーの先の下側→コーナーランプ沿い→アッパーモール側

これでシールを貼る準備ができました。

ウッドシールをカットする

最初に40.5㎜幅で3分割し、フェンダーの長さ(1280㎜)にカットします。

ウッドシールは大きいので、必ず剥離紙側にうすーくカッターを入れて、剥離紙を分割できるようにします。

これをやらないと、貼るのに失敗する恐れがあるので、上下にも割って4分割にしておくとよいでしょう。

ウッドシールを貼る

ここまできたらいよいよ貼り付け。

一人では大変なので、カナメさんにも手伝ってもらいました。

ウッドシールを平行に抑えてもらいながら、剥離紙を一部分ずつ剥がして貼っていきます。

ここで注意するのは、水平方向に手やスキージーを使いながら貼っていくことです。

上から下に向けて貼ろうとすると、フェンダーは曲面ですのでシワが寄ってしまいます。(経験済み・・)

最近のダイノックシートは、空気が抜けやすくシートに細工がしてあるそうで、確かにド素人でも慎重にやればそれほど空気が入りません。

 

貼り終わったら、ナイフレステープを剥がせば、キレイにカットできます。

(緑色のテープが残りますので、必ずカットした後すべて取り除くようにします)

モールのクリップ用の突起が邪魔するので、カッターで切った時ほどはキレイになりませんが、

後でモールで隠れるので、問題ありません。

 

とはいえ、若干のシワはDIYですからしかたないです‥

完璧を求めず、気にならない程度なら良しとしましょう。

木目模様なので若干のシワがあっても、日に透かさない限りは、目立たないでいてくれます。

仕上げ

フェンダーの後ろ側は、ハサミで余分な部分を切り取った後、フロントドアをちょっと開けて、隙間から手で裏側に折り込みます。

後はウインカーの穴をあけて、配線を再び引き出します。

ウインカーの配線は切ってしまっているので、ギボシ端子でつなぎ直しました。

ウッドモールを貼り直す

古いシールを毛抜き等を使って地道に剥がした後、ウッドモール用のシートをカットして貼り直します。

モールを並べて、大まかにマーカーで形を作ってハサミでカット。

曲線部分はヒートガンで温めながら、引っ張り気味に貼り付けていきます。

アーチの内側は、曲線がきつく、ヒートガンで引っ張っても無理でしたので、切れ目を入れながら貼っていきました。(目立たない部分なので、多少下地が見えていてもよしとしましょう)

折ってしまったダボ部分は、エアコン用のスキマパテがあったので、埋めた後に外装用両面テープ(エーモン)でフェンダーに直接貼ることにしました。(ホントはもっと固くなる紙粘土などを使った方が、貼りつきやすいでしょう)

組み付け

最後にウインカー、アッパーモール、ロアモールを取り付けて完成。

 

1日目はここで終了。

まだまだ続きます‥

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする