ウッドシールの貼り換え(1)

こんにちは。カオルです。

 

ロードマスターの外装ウッドが、長年天日さらされたことにより劣化し剝げてきてしまいました。

木目模様が消えてきています。

 

以前貼り換えをしたウッドモールも、再び剥げてしまっています。

ミラーの下だけ、色が残っているということは、おそらく日光が原因なのでしょう。

もともと3M ダイノック建材の屋内用のシートだったので、仕方ないです。

また、シートが縮んで、シートの継ぎ目に隙間ができています。

  

見積もりを取ろう

 

ウッドシールを貼り換えることは、できるのでしょうか。

 

とりあえず、「カーラッピング」で検索して、いくつかの車屋さんに見積もりをお願いしました。

カーラッピング専門店「そうゆうのはクラシックカー専門店などでやってもらった方が良いのではないでしょうか」

→断られる

営業車等を手掛ける看板屋さん「ウッドシール剥がすのが難しいので、できません」

→断られる

  

自動車修理工場「できますが、少々高いかもしれません」

→見積もりをお願いします

 

で、見積額はというと・・・

 

(1)モールを外す →劣化してるので外すとクリップを割ってしまう恐れがあり、部品が出ないため、責任は持てない。割れた場合は接着剤などで対応する。(今回は自分でやる前提で見積もりから外してもらいました)

(2)古いシールを剥がす →27万5000円 

※剥がした後、下地が悪い場合再塗装が必要 プラス33万円

(3)新しいシールを貼る →21万4500円

(4)エンブレム脱着その他 →3万1900円

合計:およそ52~85万円

 

やはり高いですね‥

確かに、古いシールは劣化しており、引っ張ればきれいに剥がれるようなものではないため、

剥がすとなるとものすごく大変で、貼る金額を超えるのは仕方のないことです。

しかしこの金額では、我が家の財務省 カナメさんにお願いしたところで許してもらえないのは明らかです。

この金額が出せないとなると、あきらめるか、自分でやるしか方法がありません。

 色々調べてみた結果、

 

・モールを外すのは多分自分でできる(過去にやったことがあるので)

・ウッドシールの純正部品は当然でない。依然やったように3Mのダイノックシート(建材)を

流用できるかも

・フューエルリッドやドア、カッティングは、何とかやり方はありそう

・エンブレム脱着は、やったことないけど手順を細かく計画すれば、できそう

 

・・・。

自分でやるしかないか・・・

 

 

というわけで、失敗のリスクはあるものの、自分でやってみることにしました。

 

素材を決めよう

 

まずは、木目のシートを探さなくてはなりません。

3M社のダイノックシートを検索していたら、現在は屋外用で耐候性のあるダイノックシートが出ていました。

3Mのホームページから、ダイノックのカタログを申込。

(ダイノックは会社相手のビジネスなので屋号を入力する必要がありますが、個人でも入手は可能)

耐候性のあるダイノック EXシリーズから、今のウッドシールに近い色を選定します。

 

色の候補をいくつか選んだら、ホームページからサンプルを無料で送ってもらい、色合わせをします。

 

ダイノック EXシリーズはまだバリエーションが少なく、屋内用のサンプルの方が近い色があったものの、

耐候性を考えるとEXシリーズを選択した方がよさそうです。

結局、

ウッドシールは「ファインウッド ウォールナット FW-1023EX」

ウッドモール用に「ファインウッド オーク FW-1129EX」

に決めました。

 

必要なサイズを計算

 

ダイノックシートは、幅1220㎜で、量り売りされています。

ロードマスターのウッドシールを貼り換えるには、何メートル必要か、車両サイズを測定して計算します。

 

大体こんな感じ

上下の高さは335㎜

1220㎜幅を3分割して考えると、多少余裕を見て5300㎜としました。

 

モール用のシートは、最も長いリヤゲートモールが大体1600㎜弱でしたので、1600㎜としました。

 

さて、3Mダイノックシートは、楽天市場などのインターネットショッピングで個人でも購入できます。

今回は楽天市場で出ていたダイノックシートEXシリーズ 726円/10cm当り で出ていたため

FW-1023EXを5.3m、FW-1129EXを1.6m購入。

必要な道具をそろえよう

 

次に、作業に必要な道具を買います。

 

1.ナイフレステープとスキージー

まず、カッティングに必要なのが、ナイフレステープです。

糸が内蔵された細いテープで、カーラッピングでよく使われます。

あらかじめ車体でカットしたい位置に貼っておき、シートを貼った後に糸を引くことでシートがカットされます。

フィニッシュラインとデザインラインがあり、フィニッシュラインは糸が太くて主に直線を切るテープ、

デザインラインは糸が細めで曲線を切るためのものらしいです。

 

今回は3Mのデザインライン 幅3.5mm×50m のものを買いました。(3970円)

スキージーとはダイノックシートを空気を入れずに貼るための工具です。あまり高いものではないので、こちらも購入(620円)

2.プライマーと刷毛

ダイノックシートの密着性を高めるため、プライマーは必要と考えました。

せっかく貼ったのに剥がれてきては悲しいですから・・

プライマーは、ダイノック専用のものを選択。(2700円+送料1000円)

刷毛は持っていなかったので、アサヒペンの3本セットを買いました。(412円)

3.マスキングテープ

プライマーを塗るので、はみ出さない様にマスキングテープを買いました。

3M 20㎜幅×18m 6巻パック(491円)

4.エンブレム用両面テープ、シール剥がし

シートを貼り換えるときに、エンブレムを脱着しなくてはいけません。

エンブレム用の両面テープと(413円)、シール剥がし(1210円+送料600円)

ついでにエーモンのエンブレム剥がしを買ってみたのですが、これは残念ながら使えませんでした。

すぐに糸が切れてしまい、1個外したら終わってしまいました。

ホームセンターなどで売っている、綿の水糸を代用として使用します。

5.薄付けパテ、サンドペーパー

今回、古いウッドシールを剥がすのは不可能と判断し、シールの上から貼りなおします。

しかし、現在のウッドシールはいくつもキズや凹凸があるため、そのまま貼るとデコボコになってしまいます。

そこで、今回は貼る前にサンドペーパーとパテで表面を平らにしてあげる必要があります。

サンドペーパー #180番 2枚(80円×2)と、薄付けパテ(1480円)を購入。

6.サークルカッター

フューエルリッドの形にシールをくりぬく必要があるため、OLFAのサークルカッター(2480円)を買いました。

リッドの直径は18.8㎝くらいだったので、対応する大きさのサークルカッターを選びます。

文房具用の小さいのですと、15㎝までしか切り抜けないので注意しましょう!(はい、間違って買っちゃいました)

7.ヒートガンと延長コード

温めながら貼ることで、シールのしわを修正したり、伸ばしたりするために必要。

こちらはもともと所有していましたが、屋外に電気を引くために、ヤフオクで中古の延長コードを10m買いました(1800円)

8.その他小物

その他に必要なものとして、

・工作用紙

エンブレムを剥がした後、きっちり同じ場所に取り付けるためには、型紙を作る必要があります。

小学生の頃に工作で使った、方眼のついたボール紙です。

近所のダイソーで、5枚110円で入手しました。

・ハサミ、カッター、50㎝の定規

この辺は普通の文房具で問題ありません。ダイノックを切り抜くのに使用します。

  

道具がそろったら、作業開始です。

今回は長くなったので、次回に続きます。

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