スターターモーター(セルモーター)交換。新品よりもリビルト品が良いです

こんにちは。カオルです。

 

4月に入ってから、エンジンをかけるときのスターターモーターの音が弱い気がしていました。

あるとき、スターターモーターが回らずエンジンがかからなくなってしまいました。

 

2017年にバッテリーを交換してから5年経ったので、バッテリーかな?と思いバッテリーを交換しました。

しかし、電圧を測ってみると12.4Vあり、正常の範囲内です。

おかしいなと思いつつ、バッテリーを交換し、エンジンはかかったものの、スターターモーターの音は相変わらず弱い・・

 

もしかしたらスターターモーターが寿命かもと思っていたら、数日後またエンジンがかからなくなりました。 

スターターモーターが息継ぎをするように弱弱しくなり、ついに止まってしまいました。

 

車をスロープで上げて、作業開始。

まず最初にバッテリーのマイナスケーブルを外す。

 

スターターモータのソレノイドの端子(8mm)ボルトを外し、ケーブルを外す。

電流(+)端子(1/2inch)ボルトを外し、ケーブルを外す。

スターターマウントボルト(9/16inch)2本を外す。

スタータを取り外し。

分解してみます。

うん?

うわあドロドロだあ!

水抜き穴から長年の汚れが堆積していたようです。

モーターのブラシ(四方)が摩耗して限界を超えています。

ブラシはばねでコンミュテータ(スターターモーター側のブラシとの接点)に押し付けられており、モーターを回すたびに少しずつ摩耗していきます。

 

いずれはこのようにブラシが減りすぎると、ばねで押し付けることができなくなりモーターが回らなくなります。

 

スターターモーターをさっそく探しましょう。

国内のアメ車パーツ店の在庫は、およそ40000円位でした。

ちょっと高めなので、今回もアメリカのRockAutoから買います。

 

ここで注意しなければならないのは、1996年のロードマスターのスターターモーターは3種類あることです。

SD-260は4.3Lエンジン用、PG-250はLT1エンジンのセダン専用、ワゴンはPG-260という型番です。

PG250とPG260は見た目は同じですが、互換性はなくソレノイド、電流端子が異なり、

ピニオンギヤの歯数がPG250は9枚、260は11枚です。

今回はPG260を選定します。

RockAutoのサイトではスターターがいっぱいあってどれを選べばいいのか苦労します。

間違ってPG250を選んではいけません・・注意深く選り分けます

(基本的にACDELCOを選ぶようにしています)

 

今回候補は、

ACデルコの新品モーター パーツNO3371023 116.79ドル。

あるいはリビルト(remanufactured)モーター。パーツNo3361913 126.79ドル。

 

何が違うの?と思われるかもしれません。

新品は完全に各パーツが新品なのに対して、リビルトはもともとついていたスターターを分解して新品同様の機能が出るように消耗品を交換して組み直したものです。

 

なぜかは不明ですが、今回は新品よりもリビルトの方が若干高かったです。

それぞれの品番をよく調べていくと、USAのAmazonにこんなレビューが見つかりました。

パーツNO3371023の方のレビューで、

「適合させるのにシムをかまさないといけなかった。前リビルト使ったときは不要だったのになあ・・」

つまり、新品は各パーツを型から作っているので、若干精度がよくないケースがあるのです。

サービスマニュアルにも、ピニオンとリングギヤのクリアランスが明記してあり、クリアランスが近すぎたり遠すぎたりしてノイズが出るときには、マウントボルトにシムをかます指示になっていました。

13,14番がシム。

13のシムを入れるとピニオンとリングギヤのクリアランスが狭くなり、

14のシムだと広くなります。

しかし、通常はシムは不要であるように設計されているようです。

 

シムなど持っているわけなく、精度が合わないと困ります。

リビルトなら、外側のケースは純正オリジナルのはずなので、おそらく精度は問題ないのではないか・・・

そういうわけで、今回はパーツNo3361913(リビルト)を選択しました。

4月10日に注文して、16日に到着しました。

 

届いたスターターモーター

着脱手順の書いた説明書付き。

ボルトは精度の関係上、新しいボルトを使えとなっています(シム不要設計)

 

後は逆の手順で取り付けるだけ。

リングギヤは損傷は見られません。

 

取り付け。

 

無事エンジンがかかるようになりました。

 

ロードマスターは23万kmを超えましたが、一度もスターターモーターを交換していませんでした。

本来はそんなに持つものでもなく、突然エンジンがかからなくなるリスクと考えると、

使い切るまで使うのでなく、10年10万㎞とか、定期的に交換しておくのが良いのだと思います。

 

今回の費用:

バッテリー 12950円 (ACDELCO 78-6MF)

スターターモーター 20000円(162.78ドル送料込)

合計32950円でした。

時間:着脱・分解で2時間位

それではまた。

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