【古いPC活用2】自分だけの無料大容量クラウドストレージをつくってみよう

こんにちは。カオルです。

 

前回の記事では、古いWindows XPのPCにLinuxを入れてインターネットができるようにしました。

さてこのレッツノート、何に使おうかな?

色々考えた結果、dropboxみたいに、いろんな端末からアクセスできるクラウドストレージを作ってみようと思います。

リモートアクセスで有名なのはgoogle chromeの「リモートデスクトップ」です。

しかし、残念ながら今回の32bit用のlinux向けのchromeはすでに開発終了・・・使えません。

そこで、32bitのlinuxや、android、windows全てに使えるリモートアクセスソフト「Team Viewer」を試してみることにしました。

Teamviewerをインストールしよう

使い方は簡単。Linuxとandroidスマホに「Teamviewer」をインストールします。

LinuxのTeamviewerも立ち上げます

LinuxのTeamviewerは、「Menu」で「アプリケーション」を右クリックして、「ログイン時に起動」にしておきます。(理由は後述)

アクセスされる方(クライアント:PC)の「使用中のID」と「パスワード」をアクセスする方(ホスト:スマホ)に入力すると、つながりました。

スマホにLinuxのデスクトップ画面が現れました。これでPC内のファイルに自由にアクセスできます。また、スマホから「ファイル転送」でアクセスすれば、ファイルのダウンロード、アップロードもできます

クライアント側のパスワードは、最初は毎回変わるように設定されていますが、固定することもできます。「その他」→「オプション」から、「個人的なパスワード(無人アクセス用)」で任意の固定パスワードを設定しておきます。

外付けハードディスクをつければ大容量クラウドストレージに

PC側には以前ふるさと納税で買った2TBの外付けHDDをつなげました。

これで2TBの無料クラウドストレージができあがります。

ただ・・・このPCを、24時間365日ずっと稼働させておくのかという問題が生じます。

そんなに頻繁に、クラウド内のデータをリモートアクセスして使うことはあまりありませんし、 電気代がかかりっぱなしというのは現実的ではありません。

どこからでもPCの電源を入れられるようにしよう

じゃあ、どうするか・・・

遠方からPCの電源を入れられるようにすればいいんだ。

以前scansnapのジャンク品をオークションで買ったとき、876ポイント分の期間固定Tポイントがありましたので、ヤフオクで100Vのソレノイドを落札(送料込み840円)しました。

ソレノイドとは、要は電磁石を使って、何かを物理的に動かすためのものです。

 

もう一つ、アマゾンで、スマホから家庭のコンセントをON/OFFできるWiFiスマートプラグを買いました。

 

まずは1つ目のコンセントに、PCのACアダプタと、外付けHDDの電源を分岐タップでつなぎます。

2つ目のコンセントは、100Vソレノイドを付けます。

ソレノイドのコンセントは、不要な照明のコードを切って、ギボシ端子で繋げました。

ソレノイドの先に、L字金具、ネジ・ナットを付けて、電源スイッチにかませます。(金具、ネジは電子部品街やホームセンターで買えます)

スマートプラグから電源をONすると、ソレノイドがひっぱられ、物理的にPCの起動スイッチをONにします。

スマホから、スマートプラグを操作してみましょう。

まずスマホから、1つ目のコンセントをONにします。

(スマホには、スマートプラグ専用のアプリを入れています)

これでPCへの電源と外付けHDDの電源が供給されます。

2つ目のコンセントをONにすると、ソレノイドが作動しPCの起動スイッチをONします。

ただしONにしっぱなしですと強制的にシャットダウンされてしまいますので、ONしたら1~2秒でOFFにします。

Linuxが立ち上がるのに少し時間がかかりますが、立ち上がったら自動的にTeamviewerが起動するように設定しておけば、外部からアクセスが可能になります。

こうすることで、使わない時はコンセントをOFFにしておき、待機電力を含めた無駄な電力を一切使わなくてよくなります。

一度起動すれば、もちろんノートパソコンや、タブレットからもTeamviewerを入れていればリモートアクセスできるようになります。

スマートプラグを使ってスマホから遠隔でPCの電源を入れられます

また、使わなくなった古い第4世代のipod touchを同様に自動起動させ、PCを監視するウェブカメラとして使っています。

ipod touchは、Teamviewerがうまくつながらない時、自宅のスティックPCのWindowsを経由して、カメラアプリを起動してPCの様子を確認したりしてます。(これはまた別の機会に書こうと思います)

カメラを切り替えれば部屋の中の監視カメラとしても使えます。

旅行中などの防犯や、ペットの様子を見るというような用途にも使えるかもしれませんね。

これでもう、有料クラウドサービスは必要ありません。(少なくとも、私の中では)


というわけで、立ち上げに少々時間はかかるものの、無料で使える大容量クラウドストレージを作る方法でした。

それでは、また。

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