カオルです。
アメ車を買って間もないころに、「SERVICE ENGINE SOON」の警告ランプが点灯しました。
1996年のロードマスターはOBDⅡ(※1)でしたので、DTC(※2)スキャンツールをつなぎ、DTCコードを調べてみました。
DTCコードは「P0410:AIR pump 不良」でした。 AIR pump とは、排ガスをきれいにするために、排ガスに空気を送り込むポンプです。
SESランプがついても特に異常は感じられなかったので、スキャンツールでDTCを消去しておきました。
しかし、数日後、また「SERVICE ENGINE SOON」の警告ランプ点灯。DTCは同じくP0410。
この症状について調べてみたところ、GMのサービス情報が発行されており、どうやら故障ではなく、構造的な欠陥であることがわかりました。
エンジン高負荷時、熱い排ガスがエアチェックバルブを通ると、排ガスが冷やされると同時に水蒸気が発生し、エアインレットホースを通りエアフロセンサーに水滴が付くとDTCが点灯するみたい。
DTCはP0410の他、P0412,P1415,P1416,P0100,P0101,P0102がセットされることがあるそうです。
この欠陥への対策は、「AIR pumpの機能を殺すこと」となっていました。
(だったら最初からつけなきゃいいのにね・・・)
ホースにメクラ栓をする手順が書いておりましたが、ただ栓をするだけでは警告ランプが点きっ放しになってしまいますので、Tech2(※3)でデータを書き換えなければならないようです。
当然Tech2は持っていないので、あきらめてSESが点灯したら、その都度DTCを消すことにしました。(今でも半年に1~3回くらい点灯します)
注記
※1 OBDⅡ 車に内蔵されている電気的な故障を知らせてくれるコンピューターシステム。もっと古い車にはOBDIというシステムが入っています。
※2 DTC (diagnostic trouble code) 車に異常が出たときに不具合内容を教えてくれるコード 車のコンピュータ内に異常内容を記憶してあり、スキャンツールを使うことで読み取ることができます。このコードからトラブルの原因を考えます。
※ Tech2 GM車に使うスキャンツール。プロ用でめっちゃ高い。