ジロフレックス パサール 82 椅子のガス昇降機能を修理しました

こんにちは。カオルです。

 

ここのところ、ロードマスターは快調で、特に大きな故障なく冬を越すことができました。

 今回はお気に入りの椅子のDIY修理をしました。

 私の使っているデスクチェアはジロフレックス 82 パサール。
まるでイームズのラウンジチェアがそのままデスクチェアになったみたいなチェアです。

 

3年前、中古で気に入って買ったのですが、座面の昇降がへたっていて、レバーを上げても座面が上がってくれないんです。

 自分で手で押し上げて固定するみたいな状態で使っていました。
おそらく中のガスシリンダーのガス圧へたりでしょう。

 ガスシリンダーを交換できないかなーと思ってとりあえず分解してみました。

 シリンダー外しは意外に簡単で、ドライバーとラジオペンチがあればできます。

 

特に品番らしきものは入っていませんでした。

 インターネットで調べたり、ジロフレックスを取り扱っている会社へ問い合わせしてみましたが、かなり前に廃盤になっているらしく、どこを探しても在庫がありませんでした。

 そこで、シリンダーのサイズ、長さ、ガス圧等を調べて、現在流通しているガスシリンダーで、似たものがないか探しました。

 探した結果、一番近かったのがこれ。

 

上部先端の形が違うのと、純正より30㎜ほど長いガスシリンダー。
純正のガス圧は40㎏ですが、これは汎用のため30㎏。
ロッド先端は、純正はボールベアリングですが、汎用はワッシャーと滑り樹脂のみ。

 

先端の形を少し加工すれば、使えそうです。

 ただし30㎜長い分、最低座面高さ、最高座面高さはその分上がることになります。

 また、ガス圧が低いので、純正の新品(見たことないけど)シュバっと上がらないかもしれませんが、椅子部分の重量は約14kgでしたので、多分大丈夫でしょう。

 とある椅子メーカーさんにお願いして、純正同様の形状に加工していただきました。

 

先端を削ってくれたんですね。

後は元通りくみ上げて完成。

 

ぴったり。

  

無事、座面昇降機能が復活しました!
交換前、交換後の違いは以下で見れます。
(交換前)

ジロフレックス 82 パサール ガスシリンダー交換前

 

(交換後)

ジロフレックス 82 パサール ガスシリンダー交換後

 

まー確かに、シュバっとは上がらないけど、マイルドに動いてくれますので、全然問題なし。(加工しちゃったので、メーカー保証はないけど)

古くても、これからも長く使っていきたいと思います。

(残念ながら、このシリンダーは2018年現在は生産終了。)

ニトリ・IKEAなどのチェアが増えたため日本製のシリンダーはほぼ無くなり、安い韓国のサムホンサ製のシリンダーが現在主流なのだそうで。

それでは、また。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする