車がまっすぐ走らない!?ホイールアライメントの調整

カオルです。

ロードマスターを買って間もないころ、まっすぐな道で、ハンドルから手を離すと車が左へ流れていってしまう症状がありました。

まっすぐ走るためには、ハンドルを手で右方向に押さえてやらねばならず、これは何かおかしい・・

納車前にホイールアライメントは機械で調整してもらったはずなのですが、買った店に連絡すると、

車屋「納車前にちゃんと調整したよ。」

私「でも実際、左に流れるんですよ」

車屋「知らねえよ」

私「(゜Д゜)」

残念ながら私の買ったアメ車屋さんはこの程度のレベルでした(その後、倒産したようです)

仕方がないので、自分でできるところまでやってみることにしました。

確かに車屋では外注でアライメント測定をしており、数値上問題ないように見えます。

まずはサービスマニュアルで構造を確認。

サービスマニュアルによれば、ロードマスターはキャンバー、キャスターがシム式で調整可能な構造であることがわかりました。

アッパーアームのシムのフロント側を厚く、リヤ側を薄くすれば、アッパーアームがリヤ方向へズレてキャスターが増し、フロント、リヤ両方のシムを薄くすればキャンバが増すしくみです。

車が左に流れるということは、キャンバかキャスタが右側のほうが大きくなっている可能性があります。

納車前のアライメントを取っているので、とりあえずキャンバー、トーインはそんなにひどくずれていないと仮定し、左側のキャスター角を上げて見ることにしました。

写真の黄色い丸の位置にあるのが、アライメントを決めているシム。フードをあけ、左前輪のアッパーアームを確認すると、確かに何枚かシムが入っています。(写真はリヤ側)

微調整できるような余分なシムは持っていないので19mmのめがねレンチでボルトを緩め、フロント側のシムを1枚(0.060インチ厚さ)抜き、抜いたシムをリヤ側へ移してみました。(リヤのボルトはスピンナーハンドルが必要です)

写真はフロント側のシム。ここへリヤについていたシムを挟み込みます。理論上はこれでアッパーボールジョイント部が車両後ろ側にずれて、キャスターが増すことになります。

ロードテストを実施、見通しのよい直線道路で、60kmくらいでハンドルを真っ直ぐにして直進するか試してみました。左側に流れる症状は改善されましたが、まだ若干左に流れるので、シムを変えてみたり、アッパーアームのフロント側ボルトを締め付けたりして微調整、またロードテスト・・・を繰り返して均衡点を狙います

何度か調整し、ようやくハンドルを押さえずとも直進するようになったので、しばらくこのまま様子を見ることにしました。これでどこかのアライメントが明らかにおかしくなっていれば、タイヤの異常磨耗などが起こるはずですから、あとはもう感覚だけです。

念のため、サービスマニュアルの基準では「アッパーアームフロント側とリヤ側の厚さの差は10.6mm以内であること」となっていたため、定規で測定したところ、フロント1.4mm リヤ1.9mmとなっており、5mmくらいでしたので、良しとしました。

走行中車が流れることはなくなったのですが、直進状態で、ハンドルのセンターが少し右にずれている事に気づきました。今度は直進時、ハンドルが流れているわけではないので、キャンバ、キャスタの問題ではなく、ハンドルがセンターの状態でタイヤが若干左を向いていることになります。

トーインに異常はないため、左右のタイロッドを調整してセンターを出すことにしました。
ハンドルをどちらかにいっぱいに切り、車の下から左右のタイロッドクランプ(1/2inch)を緩め、クランプとタイロッドに白いマーカーでマーキングします。

左側のタイロッドアジャスタを短くする方向(FR方向)へ90度、バイスモンキーレンチを使って回転させます。右側のタイロッドアジャスタは長くする方向(FR方向)へ90度回転させます。(写真は左側)

タイロッドクランプを締め付け、ロードテストし、ハンドルのセンターが出ているか確認します。何度か繰り返し、ほぼ完全に真っ直ぐ走るようになりました。

しばらく様子を見ながら走行しましたが、タイヤの異常磨耗も走行の異常も全くなく、
車検でサイドスリップも合格でしたので、これで修理完了としました

最近の日本車ではキャンバ、キャスターまで調整できる車種は少ないので、
ロードマスターは融通が利く車でよかったと思います。

費用:0円

作業時間:8時間

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