ラジエターから水漏れ

こんにちは。カオルです。

久しぶりに浜松まで遠出をした日のこと、、、
駐車場へ戻ると車の下に水たまりができていました。
もしかして・・

EGオイルの色とは違うし・・オイルよりさらっとしている・・
1滴なめてみるとピリッとした甘さ。=クーラントが漏れ出していました。(クーラントは有毒なので飲んではいけません)

車屋さんに持っていったら・・・
ラジエターのサブタンクのパッキン周辺から水漏れ。
サブタンクにも亀裂が見つかりました。

樹脂タンクは経年劣化します。
18年持っただけマシかな?

ザーバータンクにも経年劣化による亀裂があり、
クーラントリザーバーも交換時期のようです。
ラジエター・ラジエターホース・クーラントリザーバーの交換で
見積もりをしてみたら・・・
ラジエターASSY(純正)¥122000
アッパーホース¥5380
ロアホース一式¥14600
ホースクランプ¥840×6個
リザーバータンク¥17000
クーラント3L¥3000
ATF2L¥4000
工賃¥39500
合計¥210520!?
高い・・・

その他の部品も国内の部品屋さんを2~3見積もりをもらい、できるだけ安く調達します。

アッパーホース¥3410(ワールドパフォーマンスサービス)
クーラント(デキシクール)88863334¥2600(4L)(エーカーパーツ)
ATF(デキシロン6)※デキシロン3と互換可能¥1000(エーカーパーツ)

ロアホースはVO8(メカニカルファン付)の場合は3分割されています。今回は真ん中の鉄パイプ部分は交換せず、ゴムホース部分のみ注文します
ロアホース(下側)¥4400(ワールドパフォーマンスサービス)
ロアホース(上側)¥1020(ワールドパフォーマンスサービス)
ロアホース(上側)は品番が出ていませんでした
汎用ホースを適切な長さにカットして使うというので、15cm分注文しました(外形約45mm、内径約35mm)

リザーバータンクはヤフオクで落札。
送料込み¥16000でした

ホースクランプはGemi製を選択(32mm-50mm) ¥280×6個(インター・ラピス)
送料込み¥1840

その他、100円ショップで必要な道具を揃えます
1リットルの計量カップ。

ファンネルとビニールホース。
ATFを入れたり、クーラントを入れるのに使おうと思いました

ガーゼ。
抜いたクーラントをろ過するために使います。

ペットボトル。クーラントを作るために使います。
拾ってきました。

ATFは念のため2L購入。

2週間後、ラジエターが届きました。
今回は社外品
SPECTRA PREMIUM CU1517 ¥40300
MADE IN CANADA と書いてあります
EGオイルクーラーの穴と、 ATFクーラーの穴のあるタイプです。
ロードマスターはEGオイルクーラーの有無で品番が違うため、必ずVINナンバーで照合してもらってから買いましょう。

なかなかちゃんと梱包されてるじゃないか・・
と思いきや

あれ?

フィンが潰れてる~
海外の輸送中についたものと思われます。
やはりラジエターのようなやわい部品は海外輸送のテキトーさに耐えられなかったようです。

フィン以外は破損していなかったので、
手元にあった精密ドライバーとくぎでちまちま直します。

フィンを起こし続けること30分・・・

大体なおったかな?

その他ラジエターの付属品。上下につけるアタッチメントと、EGオイルクーラーラインをつなぐためのアダプター、それと簡単すぎるインストラクションです。
これを読んでも多分脱着できないので、サービスマニュアルを見て手順を事前に確認しておきます。

部品がそろったら、ようやく交換作業に入れます。
(1)4輪をジャッキアップ+ウマかけ
(2)バッテリーのマイナス端子を外し(8mm)
(3)ホームベース(レゾネータ)取り外し(1/2インチナット×2、バンド)

(4)エアクリーナーダクトを取り外し(コネクタ×2、ホース2)
(5)ファンシュラウド(上側)取り外し(10mm×6)

(6)メカニカルファン取り外し(13mm×4)

(7)ファンシュラウド(下側)を取り外し(10㎜×2)

(8)エレクトリカルファンを取り外し(10㎜×2、コネクタ1)

(9)クーラントを抜く前に、エアブリードボルト(9/32インチ)を緩め、リザーバーのキャップを開けておきます

(10)ロアホースの下にバケツを置き、ロアホースを外します。
結構ドバっと出ます。これで6リットルくらい抜けます(全量は約16リットル)

(11)ロアホース一式を取り外すため、中間の鉄パイプを止めているナット(13mm×2)を外します

ロアホース一式が取れました。

(12)アッパーホースはクリップをウォーターポンププライヤで外すだけで簡単に取れます

(13)ATFクーラーラインを外します(5/8インチ)
ATFは抜けた分を足さなくてはいけないため、下に計量カップでこぼれた分を計ります。
下側を外したらあまり抜けないな~と思って計量カップをどけて、上側のラインを切った途端ドボ~と出てきてこぼしたので、正確に測れませんでした。
でも結局は100CC~200CC位しか抜けなかったかな?

クーラーラインはスーパーのビニール袋と輪ゴムで栓をしておきます。

(14)EGオイルクーラーラインも同様(5/8インチ)に外して栓をします。EGオイルは結構出てきますので、すぐ栓をしましょう

(15)ラジエターを取り外し
ラジエター自体は固定されていないので、真上に引き上げるようにはずします。
写真は新品のラジエターを置いたところです

(16)ロアホースを交換します。上側のホースはカットする必要がありますので、外したホースと同じ長さに切ります(約11.5cm)

金ノコでこんな感じに。

(17)ホースバンドを締めて逆の手順で取り付けます。
ホースバンドは、ドライバーで力いっぱい締め付けた後、ラチェット(9/32インチ)で360度くらい締めこむとちょうどよいようです
バンドのボルト位置は、後々しめなおすことも考えて、ラチェットが入るような位置を考えておきましょう。

(18)アッパーホースの取り付け

(19)リザーバータンク取り外し(10mm×3、コネクタ1、ホース1)

こんな感じで。
新しいタンクが斜めにならないように水平においてナットを締め付けます。
後は逆手順で外した部品を組み付けていきます。

(20)ペットボトルにファンネル、ガーゼを設置して、バケツに貯めてある排出したクーラントを入れます。

ガーゼのおかげで細かいゴミが取れます。

(21)クーラントを「FULL COLD」の1cm上くらいまで入れて、エンジンをかけます。エアブリードボルトは締めた状態で、ヒーター全開にし、サーモスタットが開く温度になるまで温めます(水温約95度位かな?)
エアブリードボルトの下にウエスを置き、ボルトを緩めてエアを抜きます。泡が出なくなり、クーラントだけこぼれてくるようになったらエア抜き終わりです。ホースの継ぎ目や、クーララインから漏れがないことを確認します

(22)EGオイル・ATFのコールドチェック。極端に抜けていなかったので、ディップスティックを確認して、問題ないレベルでしたので、今回は特に追加はしませんでした。

(23)しばらく走行して、エンジンを切り、しばらくするとリザーバーのクーラントの水位が下がります(これはサーモが開きクーラントが回ったためです)ので、エンジンが冷えた後「FULL COLD」までクーラントを注ぎたして完了。
約5hの作業でした。

今回の費用・・・
ラジエター¥40300
アッパーホース¥3410
ロアホース上¥1020
ロアホース下¥4400
送料¥850
ATF¥1000×2(1本使わず)
クーラント¥2600×2(1本使わず)
送料¥950
消費税¥408
クーラントリザーバー¥16000
送料¥600
ホースバンド¥280×6
送料¥160
合計¥76978でした。安くあげることができましたが、
外が寒かったので、風邪ひいたようです
作業時間:5時間
費用:76978円

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