こんにちは。カオルです。
左ウインカーのオートキャンセルが効かなくなってしまいました。
他の方のブログを見てみると、中のスプリングが折れている可能性が高そうです。
アメ車の中では結構よくある症状みたい。
早速パーツと、ステアリングを外す特殊工具(SST)を調達しました
まずは交換用スプリング
R、L 各230円(ワールドパフォーマンスサービス)
ステアリングホイールプーラー。
2490円(ワールドパフォーマンスサービス)
ステアリングロックプレートリムーバー
3670円(ワールドパフォーマンスサービス)
値段の割に簡単な構造なので、自作されてる方もいますが、
加工の環境がないので、今回は購入しました。
ステアリングを外すには、エアバッグが誤作動しないように、エアバッグの回路を一時的に不能にする必要があります。
インパネのヒューズボックスを開けて・・
エアバッグのヒューズを外します
運転席下のインシュレータを外します。
ツメでひっかけているだけなので、手でツメを3か所外せば取れます
エアバッグのコネクターは2つあり、どちらも黄色です。
コーションラベルがハーネスに付いているのですぐわかります
1つ目はこれ。
CPA(connector position assurance)と呼ばれる、コネクタ外れ防止のクリップをとらなくてはいけません。手で引っ張り方向に引くか、固ければ両サイドを精密ドライバーなどで押さえて引っ張ります
こんな構造なので、大体引っ張れば取れます。クリップが取れたらコネクタが外せます
2つ目はこちら。こちらもCPAが付いているので、外してからコネクタを外します
バッテリーのマイナスを外します(8㎜)
これでエアバッグは作動しなくなりました。
エアバッグモジュールを外すには、トルクスねじを外す専用工具が必要です。T30のビットを使用します。
ストレートで買った安いセットですが、結構使います
(値段忘れましたが、そんなに高くなかったと思います)
ソケットで作業したいところですが、狭いので、ビットに直接レンチをかませて回します。反対側はソケットレンチが使えます。
左右2本のトルクスねじが外れたら、エアバッグモジュールを外します
エアバッグモジュールは、3本ハーネスがついています。
エアバッグモジュールコネクタ、ホーンコネクタ(+)、ホーンコネクタ(-)
ホーンコネクタ(+)は1/4回転反時計回りにひねると簡単に取れます。
ホーンコネクタ(-)は端子をつまんで引くと取れます。
エアバッグコネクタの取り方はインパネ下で外したコネクタとほぼ同じです。
エアバッグモジュールが外れたら、次はステアリングです。
センターのナットを外します(13/16インチ)
ステアリングプーラーを使用し、ステアリングホイールを外します
ステアリングとボルトに合いマークがついていますので、組み付け時にはマークを合わせてはめ込みます。
次にエアバッグコイルを外します。センターはスナップリングで留まっているので、スナップリングプライヤー(SST)が必要です
スナップリングプライヤーでスナップリングを外します
黄色の部分と、黒の部分に三角の合マークがあり、この位置関係を合わせた状態にしておきます。組み付け時には合マークを合わせて取り付けます
コイルを外したら下にぶら下げておきます。
奥にロックプレートが見えてきました
ウェーブワッシャーを外します
ここでロックプレートリムーバーの出番になります。
ロックプレートは奥から強いスプリングで押されており、中心のCリングで留まっているので、ロックプレートを押し下げてあげないとCリングが外せないのです
スナップリングプライヤーで少し広げて・・・
精密ドライバーで少しずつ周囲をこじり、引き出してあげます
ロックプレートを外します
キャンセルカムを外します
キャンセルカムがステアリングと一緒に回り、戻すときウインカーのスプリングをカムの突起部が押し戻すことで、ウインカーが戻る仕組みです
ようやくスプリングが見えました。
案の定、左のスプリングがなくなっていました。
折れたスプリングが下に落ちています・・
折れたスプリング。
スプリングを左右とも交換します。
スプリングが組み付いた状態。
後は逆の手順で組み付けてあげれば完成です!
ステアリングホイールのナットは、トルク指定があったので、
トルクレンチで41N・mで締め付けます(結構締めこみます)
今回の費用
・ウインカーキャンセルスプリング ¥230×2
・ステアリングホイールプーラー ¥2490
・ステアリングロックプレートリムーバー ¥3670
・送料¥500
・振込手数料¥216
合計¥7336
作業時間:2時間
でした。