またSERVICE ENGINE SOONランプが点灯した P0174の原因と対策

こんにちは。カオルです。

 

またまた出ました。SERVICE ENGINE SOONランプ DTCコードはP0174。エンジンバンク2 燃料リーン異常だそうで・・・
消しても2~3日でまた出ます。
しかし、不思議なことにエンジンの不調は特になく、通常通り走れています。

 

まず考えたのは、2次エアの吸い込み。EVAPからスロットルボディへのゴムホースに劣化が見られたので、これかな?と思いました。

ボロボロになって、穴が開きかけています。

 

こっち端も・・・
しかし、パーツはすでに廃盤・・・
どうにも手に入りません。代用品も見つからないし・・・

 

そこで、最後のウエポン。シリコンシーラント。こいつで全体を覆ってしまえば、何とかなる!と思い、やってみました。

 

とにかく塗りたくる。穴がふさがるまで塗りたくって、一晩乾かします。

 

取り付けてみました。
今のところ、エアー漏れはなさそう。

 

が、 しかし、DTCコードが再点灯。P0174・・・原因はこれじゃなかったみたいです。orz

 

そもそも、P0174というDTCはなぜ出るのか?
サービスマニュアルによると、エンジンを理想の空燃比で爆発させるために、空気:ガソリンを14.7:1の割合になるように、エンジンはコントロールされています。

マス・エアフロー・センサー(MAF)で空気量を計量し、水温センサー 、マス・アブソリュート・プレッシャー・センサー(MAP)の値を参照しながら、インジェクタの開く時間を決めてガソリンの噴射量を調整します。

排気の時、エキマニから触媒に行く途中にO2センサーが取り付けられており、排気中に含まれる酸素を計測しています。

もし酸素があった場合、O2センサーはエンジンコントロールユニットに信号を送り、空燃比が薄いから燃料噴射量を増やせ。と指示を出し、インジェクタの噴射量を増やし空燃比を調整しようとします。
(これをショート・ターム・フューエル・トリムといいます)

ショート・ターム・フューエル・トリムは秒単位で先程のフィードバックを行っていますが、それらのデータ傾向を長期的に監視するのが、ロング・ターム・フューエル・トリムです。

ロング・ターム・フューエル・トリムはMAPとエンジン回転(RPM)とのマトリックスであり、ショート・ターム・フューエル・トリムを0%(理想の状態)に戻そうとします。

しかし、何らかの原因で最初に設定された範囲を超えるほど、燃料補正信号が出続けると、このDTCがセットされ、燃料補正が一時停止されます。(SERVICE ENGINE SOON 点灯)

 

今回の場合、バンク2(助手席側)のリーン信号しか出ていません。バンク1(運転席側)は出てない。

かつ、エンジンの不調(アイドル不調など)がないため、センサー系?の故障の可能性があるかも。

となると、
O2センサーのバンク1側が怪しくなってきました。

 

そこで、左右のO2センサー(上流側)を入れ替えてみることにしました。

O2センサーは左右同じ品番です。

アストロプロダクツに行って、22mmのフレアナットレンチ(2080円)とスレットコンパウンド(1250円)を購入。

 

O2センサーは高温になるため、エンジンが冷えた状態で行うようにしましょう。

熱で相当カジってとれないんだろうな・・・と思いながら思い切り回すとあっさり回りました。

 

O2センサーのコードをたどるとコネクタがあるので、まずラジオペンチ等でフランジにプラスチックのリベットで固定されているコネクタを取り、手前に引き出します。

コネクタの外れ止めを外してから、コネクタを分離します。

 

コネクタはフランジにこんな形のプラスチックで穴に差さって固定されていました。
なかなか外れず、コネクタを一部割ってしまいました。

 

割れたー

 
外れた右バンクのO2センサー。真っ白。

 

同じ要領で、左バンクのO2センサーも外して、スワップします。

熱でねじ山がカジリやすいので、スレットコンパウンドをねじ山に塗ってから締め付けます。

 

もしO2センサー(バンク1)が原因だったら、こうすることで、DTC P0174がP0171(バンク2リーン)に変わるはず。

DTCをいったんクリアーし、2日ほど走ると・・・
SES点灯。またP0174・・・

O2センサーも外れか・・・

 

エアの吸い込みもなさそう、O2センサーでもない。となると、空燃比が薄くなる原因は・・・
(1)インジェクタが詰まっていて、吐出量が少なくなっている
(2)MAFセンサーが正しく空気量を測定できていないため、ECUの計算がおかしくなってる

どっちもありそうだな~

で、近くのホームセンターで買ってきたのがこれ。呉工業のインジェクタークリーナー。
こちらの記事を偶然読ませていただいたので、意外に効くかも・・と思いました
MHOエンジニアリング 現役整備士さんのブログです。
http://www.team-mho.com/injector-clean634/
(598円)
ガソリンタンクに入れるだけ。

 

次にオートバックスで呉工業のエアフローセンサークリーナーを購入(1008円)

 

エアフローセンサーを取り外します。エアクリーナーボックスとコネクタを外すだけで簡単に取れます。

 

中には3本のセンサがあり、ホットワイヤ式のようです。(流入した空気で熱が奪われることで、その気温差で空気量を測定する方式)
それほど汚れていないように見えるけど・・

 

流入側は、少しゴミが付着していました。
なんせ20年ノーメンテですので、前から後ろから、センサー狙ってクリーナーを吹きまくります。(センサーは非常にもろいので、少し離して吹き付けるようにします)

 

丸々1本使い切ってMAFを徹底的に洗いました。(センサー部にもよく見ると若干の汚れがありました)

それ以来、1週間ほどたちましたがP0174は出ていません。

当りだったか?

インジェクタ、MAFのどちらかと言ったら、MAF側だったのかな・・・

どちらにしろ、インマニやエキマニのエア漏れとかじゃなくてよかった・・・

これでしばらく様子みてみます。

 

今回の費用:4936円

時間:のべ4時間くらい

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