古い車ではいずれ起こる、天井の布剥がれ。
湿気の高い日に、運転席側の天井の布が剥がれてきているのを発見しました。
晴れた日は布が縮んであまり目立たないのですが、いずれにしろ一部分だけはがれてしまっています。
通常は、天井を降ろして貼り換えになるのですが、
コストも手間もかかり、オリジナルの色も出せません。
今回は一部分だけなので、DIYでできる範囲で修復を試みました。
気づいたのは、「天井の布はとても薄い」ということ。
今回は縁を剥がして隙間から糊を入れることができないので、多少色合いが変わってしまったり、跡が残ってしまうことは覚悟したうえで、
「うすめたでんぷんのりを表面から浸透させて天井に貼り付ける」方法を取ることにしました。
ダイソーででんぷんのりを購入。60gチューブ3本で110円。
鍋に入れて水で薄めて布に浸し、布を天井に押し当てて浸透させます。
しかし、濡れた天井は重みで下がってくるため、うまくくっついてくれません。
天井をまち針で押さえてみたものの、うすめた糊では粘着力が足りないことが分かりました。
そこで、でんぷんのりを指にとって、直接ルーフに塗り込む作戦を取りました。
水に濡れた天井に塗り込むと、水で溶けながらうまく浸透していくようです。
布もくっついてくれます。
とにかくできるだけうすく塗り伸ばしていきます。
濡らした部分はだいぶ色が変わっていますが、これで一晩乾かします
翌日・・・
うっすらと白く跡が残っているものの、あまり目立たないレベルにはなりました。
よく見れば塗った場所に境目があるのが分かります。
表面から糊を塗っているので、触ると少し硬くカチカチになっています。
完璧にきれいにとはいかないまでも、天井はしっかりとくっついていたので、良しとしましょう。
(一部布が縮んで、天井と接していない部分は残っているのですが、下がっていないので良しとしました。)
今回の費用:
でんぷんのり 110円
時間:2時間
それではまた。