エアコンの水滴 車内漏れ

こんにちは。カオルです。

ある日、ふと、助手席のフロアマットをめくってみると、水滴がたくさんついている。

フロアカーペット全体が濡れている事に気づきました。

フロアカーペットをめくってみると、フロアパネルがびしゃびしゃ・・・

無色、無臭なのでクーラントではないみたい。とすると、エアコンの水滴だなぁと思いました。

一度すべてふき取り、冷房をつけて様子を見ていると、ダッシュパネルとエアコンのエバポレータ※1カバーの間から、水滴がもれてきていました。

エバポレータカバーを外すために、グローブボックスを外し、カバーのボルトを外すのですが、5.5mmという中途半端なボルトのため、急遽ホームセンターで5.5mmのスパナを購入。
ソケットも必要です。

カバーの一番奥のボルトがなかなか外れず、しかもカバーがインパネのリンホースに引っかかりなかなか取れない! かなり時間がかかりました。

ようやくカバーがはずれ、奥の淵を粘土でシーリングしてみましたが、効果なし。
ダラダラ漏れて来ます。

※1 エバポレータ…エアコンの冷風を作る装置の一部、エバポレータ自体が冷えて、そこに風を通すことで空気を冷やす。冷やすと空気中の水分が水滴となり、エバポレータにつきます。通常、水滴はドレンホースというホースをとおって社外に排出されるしくみになっています。

どうやら、エアコンの風でエバポレータで冷やされてできた水滴が飛び散り、エバポの配管から伝って落ちているようです。

もともとエバポの配管付近に黒いスポンジのようなものがかませてあり、これで今まで水がせき止められていたものと思われます。

エバポカバーの形状から見て、配管付近がちゃんと密閉されていないため、スポンジがあるのでしょうが、ブロワーの風は縦横無尽に水滴を飛ばすため、この程度のスポンジでは、漏れても仕方ありません。こんなんでよく今まで持っていたなあ・・・

構造の絵を描いて考えてみると、ブロワーの風がエバポレータについた水滴を吹き飛ばしていくため、配管付近の水滴をダッシュパネル側に出さないように、下のエバポカバーで受けて、ドレンホースから車外へ出すようにしなくてはなりません。
100円ショップで、メラミンスポンジを買ってきました。(激落ち君的な・・)
エバポの水滴をいったんスポンジへ吸収し、スポンジからカバーへ滴下させれば、配管付近からの水滴の飛び出しを防止できると考えました。

スポンジを1個丸ごと、エバポ配管付近に詰め込み、カバーで挟み込んで固定。

このとき、カバーの水滴をガイドする仕切り、水を排出する水路をふさがない様に注意しました。
数日間、エアコンをかけて様子を見ましたが、どうにか止まってくれました。 原因はおそらく、配管に付いていた黒いスポンジの劣化でしょうか・・・
あとは、びしゃびしゃになったフロアに新聞紙をいれて水を吸い取りながら、カーペットをひたすらドライヤーで乾かしました。
あれから、7年経ちますが今のところ再発していません。
2010年の10月に発見し、試行錯誤しながら、この方法にたどり着くまで1年近くかかってしまいました。
ロードマスターやカプリス、キャデラックのような同様のBボディに乗っている人は、結構同じような症状がでているみたいです。
費用:100円
作業時間:めちゃくちゃ時間がかかった…

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